今日は少し時間を遡って書いてみようと思います。

恩師が余命宣告を受けたのは 数ヶ月前。

転移が認められてステージは4 そして今後の治療法についても

いくつかの病院で断られた。


長い年月、高い保険料を払って来たのに 標準治療も行う事が出来ず
ただ、2週間置きに診察に来てくれとの事。。。


本人自体、余命が1ヶ月半と告げられた時は取り乱したと話していた。

私がご本人から余命が短い事を宣告されたのはある程度本人が現状を

把握した後の事だった訳であります。




告げられた日からPCで出来るだけ調べられる事を調べたのですが
抗がん剤、手術ともに受け付けてもらえない場合の治療法はどこかにあるかと
思っていたのですが。。。 壁は予想以上に高かった。。。


残されていた自費治療でなにか良い方法があるだろうと 色々と調べた中で
ペプチドワクチンという癌ワクチンならば 可能性はあるのではと調べたが
恩師の癌の原発は肺、原発の場所によって研究に取り組んでいる大学も異なり
肺となると福島県と滋賀県、そして福岡県の大学となった。


福島県の大学に連絡を取り自費での治療で申請をさせてもらおうとお願いするも
こちらでは抗がん剤、または手術で効果が見られなかった人のみがエントリー出来ると言う。
自由診療でもエントリーすら出来ない事って。。。と怒りも込み上げた。滋賀県では受付の
段階で今は受け入れられないと言われた。



余命宣告を受けている本人に負担をあまりかけるにも。。。と出来るだけ近くからと
探して行った。ペプチドワクチンだけに限らず NK細胞療法や色々な他の手だてが
ないだろうかと。。。 そしてイレッサではどうなのかと。。。


色々調べたが年齢、それから喫煙年数などでも適用が難しい事を知った。
海外と日本の医療制度の違いや考え方の違いも。使用する薬や薬品会社との色々な
黒い部分も兎に角色々な事が今はインターネットで情報を集められる。ただ中には
怪しい物もあったりと。。。


結局残された九州の大学で原発が肺ガンの場合のペプチドワクチン治療を
受けられればと。。。連絡を取った所、受け付けてくれる事は可能との事。
一瞬、光が差したそんな気がしたのです。。。申請自体は簡単な物で久留米大学のHP
に行けばすぐに見つけられてDL申請書も用意されている。
治験の内容もある程度までの説明がある。また効果についてもバラツキがある事も確かな
訳だけれど兎に角 どの治療ですらエントリーもさせてもらえない。。。
ようやくエントリーできる。治療という2文字の希望が見えた訳で。。。


出来るだけ負担をかけないように 出来るだけの事はすべてこちらに任せてもらって
申請だけは恩師にお願いをして今、診てもらっている医師に申請書の記載をお願いしてもらう
ことにした。。。


しかし、数日後 恩師から連絡があり
結局、申請に必要な血液内の数値が基準を超えられず申請書は書けないと医師から告げられたと。。。
同時に、もう大丈夫ですよ。これが私の人生だとしっかりと受け止める事もできましたよと。。。
心配をかけて本当にごめんねと。。。 もう大丈夫ですよと。。。


それから私は今でも
私は余計な事をしたのかもと思っています。。。 助かって欲しいと無我夢中で。。。
可能性があるのならば少しでもと。。。しかし結果は残酷で
絶望から再び希望を見せて絶望へと。。。


結局、恩師は余命宣告から2ヶ月と少しという短い期間であっという間に健康だった体は
癌に蝕まれて最後の姿はあまりにも辛そうで息を引き取ったと聞いたときは
あの辛そうな姿を思えば。。。と思ってしまう程でした。


短いながらも後に残る者達が困らぬ様にと一生懸命最後までやるべき事をやり
家族に手紙を書き、本当に面倒見がよく責任感の強かった恩師は旅立った訳ですが。。。


楽しい思いでの中に 私の中で ホスピスへ初めてお見舞いに行った時の恩師の一言が
もう間もなくじゃないですか。。。とか細い声で言った一言が今でも頭から離れません。



早期発見が出来ていればとタラレバの話になってしまいそうになります。。。


でもなってしまった以上、戦わないといけない訳で。。。武器を医師から教えてもらう
事が出来なければ兎に角、本人やご家族が調べるしかない訳で。。。
可能性がある以上。。どんな方法でもと思っています。これから家族や自分も
いつなるか判らない訳で。。。


なかにし礼さんが受けた陽子線治療をはじめ免疫治療法も幾種も少しずつではありますが
選択ができるようになってきた訳で。。。なかにしさんはインターネット上で治療法を
知り飛び込んだという現在は癌が完治の状態を保っている元気な姿が放送されていた。
またネット上でも余命宣告を受けた後、標準治療適用外と言われながらも違う方法を
探し治療を受け 一定の大きさを保って温存で健康に暮らされている人も
沢山いらっしゃいました。余命宣告から大幅に何年も生きられていた方も。。
そんな効果の見えるような時代にもなってきました。。。
たしか今年から厚生労働省からの治験への補助金もまだまだ少ないながらも増額されたと。。。


二人に一人が癌になるという日本。
一日も早く完治もしくは上手に共存が出来るそんな未来が来てくれればと思っています。


そして一日も早く有効な治療法が保険適用になり助かる人が増えればと思っています。。。