2006年10月14日

北岳&間ノ岳 【最終回】

其の壱  其の弐  其の参

そんな訳で、無事に間ノ岳の登頂を果たしたアフーと親分は・・・

もう誰も居なくなった北岳山荘の前のベンチで景色を見ながら

休憩していました。 というよりは景色に圧倒されていたと言うのが本音。

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でもそろそろ、帰らないといけないねという話になって・・・壊れてしまった
テントを片付けに行った・・・ すると昨日の強風はテント君の
アルミポールは弓形に変形していて収納するのがとっても

大変でした。そして・・・そんな事をしていると、北岳山荘のスタッフの
お兄さんが来てくれました。

そして、テントを見て、次に買うテントのアドバイスをくれました。

で、実は帰りには北岳を再度登ってから下ったら良いか考えて
いたアフー達でしたが・・・時間的にもう余裕が無かったアフー達は
近道トラバースの道のことを聞いてみました。事前の調査では少し
危ない所があると聞いていたので敬遠していましたが、時計を見ると・・・

「ゆっくり行けば大丈夫ですよ。」 と・・・少し安心したアフーがいました。

「今日のこの穏やかなお天気は本当に珍しいですよっ!」

と本当にありがたい言葉を頂きました。

無事にテントを片付けて、テントには泊まらなかったけれど
今の今まで、テントをおかせて頂いていた訳で・・・
親分と一緒に昨日、受け取って頂けなかった
テント代を御支払いすることに再び小屋へ・・・そして挨拶をして出発しようと・・・

 

親分 「これどうか受け取ってください」
お姉さん 「いや、昨日宿泊代は頂いていますのでテント代は受け取れません」

すると、もう1人のお兄さん登場。

アフー 「本当に皆さんのお陰で間ノ岳まで登る事ができました。どうか受け取ってください」

お兄さん 「その言葉を聞けただけでも小屋やっていて良かったよ。これは受け取れないから、そのかわり、また遊びに来てよ」

と言われました。 本当に昨日からこのスタッフの3人さんには
御世話になりっぱなし・・・なんだか、本当に素敵な人たちすぎて・・・
アフーは思い出すだけでも今でもウルウルしてしまいます。

そんな訳で、北岳山荘のお兄さん2人とお姉さんに見送られてアフー達は
下山を始める事になります。 ずっとずっと手を振ってくれて・・・
本当に本当に素敵な素敵なスタッフさんとの出会いでした。

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赤い屋根の北岳山荘。必ずまた、行きます!その時は迷惑を絶対に
かけません。なにかお手伝いさせていただければなんて思っています。

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で・・・出発したものの、すでに親分に遅れをとってしまいます。
シャリバテです。 

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急がねばと思うけれど┗(-_-;)┛オ・・オモイ・・・一歩がなかなか上りません。

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富士山は今日も味方でした! 本当に小屋の方が言っていたように
絶景で見事なお天気です。 

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トラバースの道はアフーにしてみたらとっても細くて怖かった。けれど
山荘のお兄さんが大丈夫と言っていたから大丈夫! きっと大丈夫と
心に思いながら登ります。

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慣れない道。 怖い。けれど 頑張るよ。

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でもね、アフーは少し無理をしていたみたい・・・すんごい形相で
ボカシ最大限!です。 この・・・ (゜O゜;)顔面白すぎです。

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行きの小屋への道はアフーからしたらとても長かった。正直苦痛な時も
あったけれど・・・行けて良かったと心から思うアフーが居ます。

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トラバース。アフーは写真を撮る余裕は一切無かった。

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丸太は苦手。だけれど、バスの時間を考えるとウダウダもしてらない。

親分もずっと時計を気にしているわけで・・・

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トラバースを少しずつこなしてゆこう。

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アフーは喉が渇いて・・・しまって、でもそんな休憩している時間ないね・・・

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テント泊の装備ではアフーには少し荷が重すぎたかも・・・です。

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ザックが気になってしまったり、それから足がプルプル。
八本歯のコルを越えてからは階段というか梯子の連続。

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急げない・・・自分にイライラ。そして親分もイライラ。

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バットレスを横目にヒタスラ梯子下り。 途中で・・・ガサガサという音が・・・
実は出発前に見た掲示板には熊の目撃情報が書かれていた・・・

ガサガサ・・・ 

親分は鈴を鳴らす。 アフーは手を叩く。 これくらいしかできず・・・

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前向きで降りるか後ろ向きで降りるか・・・自分でもわからず・・・

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景色はとても綺麗だけれど・・・バスの時間が気になる。
で、実は二俣分岐までずっと下がるのですが・・・長くて長くて・・・
途中で親分は二俣分岐で飲み物休憩をしてくれると言ったのに・・・
通過してしまい、その後急にブチキレルハプニング。

「何処?分岐は!(`へ´)プンプン」

「親分、とっくに過ぎたよ。」

とそれで、3分位だけ休憩させてもらった。足はもう自分の足じゃないみたいに
プルプルと震えていて・・・ またそれでも進む事にした。

時計との睨めっこ。とっても辛かった。 親分も膝が痛くなってしまって
ダブルステッキ。親分は片足、すこしビッコな感じです。

でもアフーよりは早い。 で・・・森をドンドン下るけれどいっこうにつかなくて
もう・・・ さすがにアフーも限界に近い感じで・・・親分もアフーを見て・・・

「もうアフーいいよ。無理だったらあのセンターの前でテント張ってもう一泊
しよ。」

そんな事を言われると・・・やはり迷惑をかけちゃいけないと少しだけ
頑張る自分が現れる。

 

こんなに頑張って歩いているのに、普通にお喋りしながら下っている人に
追い越されてしまいました。 

それはアフーなりにショックだったり・・・私はどんだけ遅いんだろうって・・・

 

それでも諦めずに進む事にした。小走り気味にどうにか親分についていく。

たぶん、もう少しと言う場所で・・・木に寄りかかっていた男性を発見。

足元はスニーカー。そしてザックは普通のリュック。完全に足が両方
棒状態。 写真を撮りに初めての登山。北岳日帰りというのだから・・・
正直度肝を抜かれました。 

親分 「大丈夫ですか?」
男性 「もうダメです。大丈夫です。ありがとう」

でも・・・この男性。軽装でテントも何も持ってなさそう。
アフー達が最後で・・・そのまま置いて行くこともできず・・・


親分「このステッキ使ってください」
男性「いや・・・でも大丈夫です。ありがとう」

と言う事で・・・3人で進む事にした・・・でもやはり男性は遅れをとって
しまう。で親分が男性と一緒に歩き出します・・・

アフーはあとどのくらいの偵察に先を進みます。

 

今までは一番下にいた凹みマクリアフーでしたが・・・
男性よりはアフーは経験があると・・・思い込み出して・・・
再び勘違いオンナが炸裂しだして・・・不思議とパワーがみなぎり
ドンドン先を進み偵察する・・・

 

と・・・・・・見えました。 橋が。

 

見えた! 橋が見えたと・・・親分達の元へ・・・すると 男性も
本当に大喜びしていました!

 

3人で無事にフィナーレです。で・・・バスの時間は最終出発の5分前。


アフー達は9人乗りタクシー。そして男性は松本行きのバスでした。
最後まで男性の方はずっとお礼を言っていました。

 

とんでもないです。アフーもさっき北岳山荘の皆さんに助けて頂いた身分
なんです。と思いながら・・・ 無事にタクシーに揺られてレガシィ君の元へ。


親分はやはり疲れてしまったらしく、珍しく帰りのタクシーで車酔いを
してしまいました。

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ゴールした・・・アフーはもう内股で・・・足の感覚はほとんど無し。
それでも達成感と喜びは 言い表せないくらいです!

自力で登った。

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そして、北岳山荘の皆さんと親分の力を借りて登れた間ノ岳。

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数年経過した・・・今でもまだ、この山がアフーの山歴で最大に
ピンチと緊張感の張り詰めた山だった気がします。

また、いつの日か、この橋を渡って・・・

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あの山荘のスタッフの皆さんに逢いたいです。

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みんなの力を借りて、残念アフーは間ノ岳に。

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今でも・・・実感の湧かない夢の時間だったかもです。






Posted by theslowpace at 14:13 | ヤマノボリ